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医学としての歯科 |
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歯科はとかく医科(医学)とは別個の物と捉えられがちです。実は歯牙の中や骨の中にも体内と同じ神経、リンパ管、血管が走っており、身体の中の臓器と同じ営みが行われている事は、余り知られていません。
歯牙一つとっても、その表面の硬いエナメル質ですら、新陳代謝しているのです。ましてや、歯を支える歯構骨や顎骨では、全身の他の骨、臓器以上の働きをしていることは、このエリアの専門家であるはずの歯科医自身も知らない場合が多いのです。
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再生能力の高いお口の組織 |
口の中は全身の他の部分とは違うと考えられてきましたが、実際は何ら変わらないデリケートな組織です。
しかし、そのエリアを治療する者が患者さん以上に口腔内組織を軽く見ている現実と、何故その様な事になってしまったかを説明します。それは、お口の中の組織が他の組織と比較にならない位、再生能力が高い上に自分自身では確認し難い場所だからです。その上お口はその性格上回復力が高い性質をもっています。
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例えばころんで膝小僧をすりむいたり、針で指を刺したりしたらいかがですか。場合によっては、1週間以上不愉快な思いをします。しかし、誰でも一度は経験あると思いますが、口の中をガリッ!と噛んだ時はいかがでしょうか。大抵、翌日には気にならない状態になっていることが多いと思います。
そう、お口の中は生命の源である食事を、1日3回以上取り込む臓器である関係上、比類無き回復力を持っているのです。
そして、正しくその回復力に頼って自己の研鑚を怠っている歯医者が多いのが現状です。 |
患者さんと協力していく治療 |
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当院グループには、大学病院からの転院、紹介、そして地域基幹病院からの同じく紹介が多数あります。それは何故か?
最初は、それらの医科及び歯科の大学病院や地域の基幹病院である都立病院等の医師や看護師、職員の方が多かったのですが、その内にそれらの方々が私たちの治療方針、そう医学の中の歯科を実践していることに共感を持っていただけたのか、当初は内科、外科の医師や看護師の方が、そして後にはその紹介を受けた一般患者さんが多く来られる様になったのです。
その理由は?それは、今までは病気は病院(診療所)が治すと考えられてきましたが、本当は医師及びスタッフが患者さんと協力して治療していくものだと気付かれたからだと思います。そして、そのことに最初に気付かれたのが大学病院や基幹病院の方々で、そしてその理想が自分の職場にはない事を御存知だという事です。
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